みなさんはトーストを食べるときは何を付けて食べていますか。
ジャムを付けて食べる、スープにひたして食べる、食べ方は千差万別ありますよね。
様々な食べ方がある中で、「バター」か「マーガリン」を付けて食べている方はかなりの数いらっしゃるのではないでしょうか。
「バター」と「マーガリン」は同じような形をしていますし、スーパーでは同じような場所に置かれています。
名前が違うのですから、きっと何かが違うのでしょうね。
この両者には何の違いがあるのでしょうか。
なんとなく曖昧なままになっているこの「バター」と「マーガリン」の違いと意味を、ここではわかりやすく解説いたします!
「バター」の定義
バターとバターナイフ(出典:Wikipedia)
なんと、「バター」と「マーガリン」は全く別のものでした。
- 独特な濃厚な風味、味わいをもつ
- 温度が上がると状態が変わりやすくなる
- 高価なものが多い
状態が変わりやすいとはどういうことでしょうか。
実は、様々な融点を持った脂肪酸が「バター」には含まれています。
融点とは、ものが溶け始める温度のことをいいますよね。
「バター」にはものが溶け始める温度がたくさんあって、冷蔵庫の中で冷やしていたらカチカチに固まります。
そして、室温で放置していると柔らかくなり、温度が高くなると溶けてしまいます。
このように、温度を上げるだけで様々な状態になるんです。
「マーガリン」の定義
マーガリン(出典:Wikipedia)
一方、「マーガリン」は「バター」の代用品として作られていたので、牛乳から作られていません。
- あっさりとした味わい
- 冷蔵庫で冷やしてもやわらかいまま
- 安価なものが多い
冷蔵庫で冷やしていてもやわらかいままなので、「バター」よりも使い勝手が良さそうですね。
だからといって、「マーガリン」を過剰に摂取することはお勧めできません。
「マーガリン」には「バター」よりも多くのトランス脂肪酸というものが含まれています。
実はこのトランス脂肪酸、悪玉コレステロールを増やしてしまって、心臓疾患のリスクを高めてしまうんです。
バターとマーガリンの違いとポイント
今回は「バター」と「マーガリン」の違いがわかりました。
どちらも形も色も似ていますが、原料が全く違い、特徴が大きく違っていましたね。
「バター」も「マーガリン」も食べすぎには注意が必要ですが、特に「マーガリン」の方は注意が必要ですね。
だからといって、「バター」や「マーガリン」が好きな方は、いきなり食べるのはやめられませんよね。
美味しいものや好きなものは思い切り食べたいというのが人間の性というものです。
これからは自分の食べる量をちゃんと調整して、「バター」も「マーガリン」も美味しく頂きましょう。
「バター」は牛乳から作られているんです。