「灯油」と「軽油」と「ガソリン」と「重油」の違い

石油燃料として、ガソリンスタンドでお世話になっている「灯油」「軽油」「ガソリン」がありますよね。

「灯油」というのは家庭で使っている石油ストーブに使いますし、「軽油」「ガソリン」は車の燃料として使用するものです。

でも、「灯油」「軽油」「ガソリン」って、いったい何が違うのか、なぜ一緒につかってはいけないのかあまり考えたことがありませんよね。

他にも石油燃料として「重油」という言葉を聞いたことがあると思います。

今回は、「灯油」「軽油」「ガソリン」そして「重油」の違いと意味、そして間違えてしまうとどうなってしまうのかをご説明いたします。

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「灯油」の意味

太郎
「灯油」とは、沸点が170℃~250℃の石油製品の総称です。

私たちが灯油を使用するのは、主に石油ストーブですよね。

その為、灯油のことを「石油」という事も多いと思います。

しかし、「灯油」と書かれる通り、元々は灯りをともすために使われていた物で「ともしあぶら」と呼ばれていました。

灯油は、家庭では主に石油ストーブに使用されますが、他には工業用・産業用として洗浄もしくは溶剤にも使用されています。

他に、ジェットエンジンやロケットエンジンの燃料用としても使われています。

この場合、「灯油」や「石油」とは呼ばずに「ケロシン」と呼ぶことが多いそうです。

ちなみに灯油の引火点は40℃以上。

意外と低い温度で引火してしまうので取り扱いには注意が必要なんですね。

「軽油」の意味

桃子
「軽油」とは、主にディーゼルエンジンの燃料として利用されていて、「ディーゼル燃料」とも呼ばれています。

なぜ、「軽油」という名前が付けられたのかというと、石油には「重油」という種類があるので区別をするために「軽油」とつけた僧です。

「軽油」は日本ではその95%がディーゼル燃料として利用されています。

もちろん自動車にも使用されますが、他にも鉄道車両や船舶の燃料として利用されています。

他にも、建設機械や農業機械の燃料や電力を作るための補助燃料としても使われ、幅広く活躍しています。

ちなみに軽油の引火点は灯油よりも少しだけ高い45℃以上。

さらに、軽油には、他の石油燃料と区別をつけるために淡い黄色やエメラルドグリーンなどで着色されています。

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「ガソリン」の意味

ガソリンというと、やはり自動車の燃料として使用するというイメージが一番強いですよね。

車の燃料を入れたり、車の整備を行う場所を「ガソリンスタンド」というくらいですから当たり前といえば当たり前です。

太郎
「ガソリン」とは、石油燃料の一つで、主に自動車の燃料として使用されています。

沸点は、石油製品の中でも最も高いもので、沸点は30℃~220℃。

さらに、ガソリンの引火点は-40℃以下なので、引火しやすいとも言えます。

その為、ガソリンスタンドでは引火物を使用しないようにする必要があります。

「ガソリン」には「レギュラー」と「ハイオク」がありますが、両者の違いはオクタン価というものにあります。

オクタン価は自己着火のしにくさを指す数値で、レギュラーは85~92、ハイオクは98~100程度。

つまり「ハイオク」とは「オクタン価が高い(ハイ)」という意味の略なのです。

「重油」の意味

石油製品の中ではあまり耳慣れないのがこの「重油」ですよね。

桃子
「重油」とは、原油から灯油や軽油・ガソリンなどが作られた後に塔底に残る残油のことを言います。

名前の理由は、ガソリン・灯油・軽油よりも沸点が高くて重粘質であることが由来となっています。

「重油」は、工場や学校、ビルなどに使われているボイラーの燃料になっています。

あまり身近に感じてはいませんが、実は身近で使わている燃料であるともいえるのです。

「灯油」と「軽油」と「ガソリン」と「重油」の違いとまとめ

「灯油」「軽油」「ガソリン」「重油」はどれも原油から精製されるものだという事がわかりましたね。

しかし、沸点や引火点に大きな違いがあるため、用途に合わせて使用されているという事もわかったと思います。

さらに、「灯油」「軽油」「ガソリン」は全て無色という事で見た目にあまり差がなく、わかりづらいため出荷時に着色をして見分けをつけるようにしています。

原油から「灯油」「軽油」「ガソリン」「重油」が作られる順番は、

ガソリン→灯油→軽油→重油の順に分離させて作られます。

ちなみに、これらを誤給油することで一番危険なのが石油ストーブにガソリンを使用すること。

最悪の場合、出火の原因につながることがあるので注意が必要です。

ちなみに、ガソリンスタンドで軽油やハイオク、レギュラーを誤給油すると、車の故障につながるので注意が必要です。

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