レンタルとリースって、どちらも「借りる」というイメージがありますよね。
しかし、よく考えてみると、借りる状況によってこの2つの言葉は使い分けられているような気がすると思います。
一見同じ意味に思えるレンタルとリース。
実際にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、レンタルとリースの違いと意味についてご説明します。
「レンタル」の意味
レンタルとリースには同じような意味に感じるかもしれませんが、はっきりとした違いがあります。
品物はレンタル会社が保有するものの中から利用者が選んで借ります。
レンタルに使用される品物の多くは、個人などで購入するには値段が高く、なおかつ一定期間のみ使用できることが出来ればいいというものがほとんどです。
例えば、レンタルされる品物といえばまず真っ先にCDやDVDが思い出されますよね。
他にも、レンタルカーやドレス、そして最近ではペットなどをレンタルしているレンタル店もあります。
つまり、普段私たちが使用しているもののほとんどが今ではレンタルすることが出来るといっても過言ではないといえます。
「リース」の意味
レンタルと違い、リースと聞くと、大きなものを借りるイメージがありますよね。
例えばコピー機や工作機械など。
しかし、実際にリースはレンタルと大きな違いがあります。
リースを利用するのはそのほとんどが企業。
レンタルと違い、リースされる品物はそのほとんどが新品でリース期間も数年とほとんどが長期。
リース商品の保守管理もリース会社ではなく利用者になります。
さらに、リースの場合、賃貸契約中に解約をすると、違約金が発生することになります。
企業などがリースを利用するメリットは、常に新しい商品を購入することなく利用し続けることが出来ること。
例えば、とある商品を企業が2年リース契約をするとします。
そして、2年が経ちリース期間満了後、企業はその商品を買い取ることもできますし、別の商品を新たにリースすることが出来ます。
つまり、リースを繰り返すことで、手軽に最新の商品を使うことが出来るというわけなのです。
もちろん、1つの商品を購入して長く使い続けるより費用は掛かるかもしれませんが、常に新しい商品を使いたいという場合にはリースはとてもメリットになるのです。
「レンタル」と「リース」の違いのまとめ
レンタルもリースも、商品を借りるという意味では違いはありません。
しかし、レンタルと比べるとリースの方が利用期間が長く、それでいて目的自体も違ってきます。
そしてもう一つ、レンタルはレンタル会社に、リースは借りた側に保守責任があります。
最近では車をリースで利用する人も増えているように、個人でもリースを利用する機会が増えているようです。