皆さんは、カフェやレストランに行った際に、デザートに「パフェ」と「サンデー」があったら、どちらを選びますか?
「パフェ」と「サンデー」という名前は様々なところで目にしたり、耳にしたことがあると思います。
なんとなく一緒の意味のようで、あまり相違がないように思われているデザートですが、実はこの二つの言葉に違いがあることを皆さんはご存知でしょうか。
実際に、「パフェ」と「サンデー」の言葉の本当の意味や二つの違いについて、はっきりと知っている方が少ないように感じます。
そこで、この二つの言葉の違いや意味を皆さんに知ってもらおうと思い、「パフェ」と「サンデー」の違いやそれぞれの意味を調べまとめてみました。
では早速、「パフェ」と「サンデー」の違いについて見ていきましょう!
パフェの由来と意味
ストロベリー・パフェ(出典:Wikipedia)
元々パフェという名前は、和製語だそうです。
パルフェというフランス語が「完全な」という意味であり、それが「完全なデザート」という意味としてパフェという言葉になったようです。
ではここで、フランスでのパルフェの意味について、二つの説を見つけましたので紹介したいと思います。
- フランスでのパルフェは、卵黄に砂糖やホイップクリームを混ぜて、型に詰めて凍らせたアイスクリーム状の冷菓に、ソース(フルーツソースなど)や冷やした果物を添えて提供するものという説。
- フランス語でパルフェ・オ・カフェと言って、「完璧なコーヒー」という意味として、コーヒーに生クリームを加えて冷やして固めた氷菓の事という説。
現在日本で浸透している「パフェ」は、このパルフェに様々な手が加えられて完成しました。
そして、パルフェはフランス料理であり、フランスのコース料理の最後に出てくる、贅沢なデザートとして親しまれていたそうです。
サンデーの由来と意味
ストロベリーサンデー(出典:Wikipedia)
サンデーはアメリカ生まれの食べ物だそうです。
元々アメリカではクリームソーダが人気でした。
しかし、アメリカでは日曜日が安息日であるために、人気のクリームソーダの販売が中止となったそうです。
そこで、クリームソーダに代わって販売されたものが、アイスクリームにチョコレート等をトッピングした「サンデー」というデザートでした。
日曜日限定で販売したデザートである為に、「サンデー」という名前となり、サンデーが生まれた理由と言われているようです。
パフェとサンデーの違いについて言われていること
実は「パフェ」と「サンデー」の二つの違いについては、はっきりとした理由がなく、様々な説が言われていることもわかりました。
実際にお店で提供されるパフェやサンデーの具材を比較をしてみても、フルーツ、アイスクリーム、フルーツソース、シロップ、生クリームとほぼ同じです。
しかし、それらを入れる器の違いが両者で異なる点なのではないかと言われていることが分かりました。
実は、パフェは細長いグラスに入れているものが多く、サンデーは丸くて高さが低めのガラスの器に盛られていることが多いようなのです。
そのため普段、私たちがなんとなく「パフェ」と「サンデー」の違いとして判断していた理由には、それぞれの器の大きさや形を見て、両者の名前を区別していた方が多かったのかもしれません。
パフェとサンデーの違いと意味のまとめ
二つの言葉の元々の由来や意味でははっきりとした違いがありましたが、私たちが日常で使っているパフェやサンデーの言葉の意味の違いには、日本のカフェやレストランでは、ほとんど相違がないという事がわかりました。
簡単にパフェとサンデーの違いをまとめると、
- 「パフェ」は贅沢な食べ物でアイスクリームが主体であるデザート。
- 「サンデー」は気軽に食べられるデザートで、アイスクリームにチョコレートやソースなどをトッピングした物。
以上の事から、「パフェ」と「サンデー」の言葉の由来や、両者の言葉の意味は全く別物でしたが、日本で浸透している、「パフェ」と「サンデー」には、あまり違いがない事がわかりました。
これで、「パフェ」と「サンデー」の違いと意味の紹介は終わりです!
読んでくださり、ありがとうございました!