キャンディーとドロップ。
どちらも似たように感じますが、細かい違いがあります。
キャンディーとドロップの違いがわかれば、より美味しくお菓子を楽しむことができます。
キャンディーの定義は広い
杖形のキャンディー(出典:Wikipedia)
キャンディーとは砂糖を主成分として固まらせた菓子、または軟らかめでも固形状になっている菓子のことをいいます。
日本では多くは飴のことを指しますが、キャンディーにはさまざまなものがあります。
飴、水飴、アイスキャンディー、お祭りで売られているリンゴ飴、これらは全てキャンディーです。
そして、ドロップも飴菓子の一つであり、キャンディーに含まれます。
ドロップとは
ドロップス(出典:Wikipedia)
ドロップは砂糖を140℃~160℃で煮詰め、色合いを加えた飴のことをいいます。
高温で煮詰めて作るため非常に硬い飴となります。
ドロップは硬いためその外観にいろいろな模様をつけたり色づけすることができます。
また、口のなかでゆっくりと溶かしながら、その味わいを楽しむことが可能です。
ドロップ以外のキャンディーは軟らかい
ドロップ以外のキャンディーには、マシュマロや水飴、氷砂糖、アイスキャンディーなどがあります。
マシュマロや水飴もキャンディーなのかといわれると意外に思うかもしれませんがキャンディーなのです。
マシュマロも水飴も軟らかいとはいえ、砂糖を主成分とした固形状の菓子です。
キャンディーの定義に当てはまります。
氷砂糖はどちらかというと高温で作られますが色づけがないためドロップとはいえません。
また、アイスキャンディーは冷えていれば固いですが、常温では液状になってしまうため、これもドロップとはいえません。
このように、硬さと色合いがキャンディーなのかそれともドロップになるのかで非常に重要といえます。
キャンディーとドロップの見分け方
飴菓子製品の多くの名称は「キャンディー」と書かれています。
それはキャンディーのなかにドロップも含まれるからです。
もちろん、昔ながらのドロップは今も「ドロップ」の名称で書かれてはいます。
では、自分でキャンディなのかドロップなのかを確かめるにはどうしたらよいのでしょうか?
これは購入してからでないと確かめようがないのですが、噛んでみて噛み砕けないよな硬さならドロップといえます。
一方、キャンディーは100℃~130℃で仕上げますので、軟らかいため噛んでも簡単に砕けます。
このように、キャンディーかドロップかの見分けは実際に製品を噛んでみることで一番よくわかるのです。
キャンディーとドロップのまとめ
●キャンディーは砂糖を主成分とした飴菓子の総称。
●キャンディーのなかにドロップが含まれる。
●ドロップは140℃~160℃で仕上げるので非常に硬い(その分、長く舐めて味わえます)。
●一般的な飴でなくても砂糖を主成分とした固形状の菓子ならキャンディーといわれる(水飴、アイスキャンディーなど)。