「セミナー」と「説明会」。
イメージは近いものがありますが全く違います。
「セミナー」と「説明会」の違いをしっかり把握しておけば就職にも役立ちますし、思いもよらぬ出費も抑えられます。
この2つの違いを徹底解説します。
セミナーとは
セミナーには和訳すると「一定の知識のある方の小規模な講座」という意味があります。
よく学習塾の名前などで「○○ゼミ」や「○○ゼミナール」というものを耳にしますが、ゼミやゼミナールという言葉もセミナーの同義語です。
このことから、ゼミやゼミナールという名前がついている学習塾は、個別指導(あるいは少人数ごとの教室)を設けていたり、どちらかというと偏差値が平均以上の学生に向いている塾といえます。
セミナーには有料のものがある
セミナーには無料のものもあれば有料のものもあります。
セミナーには「小規模な講座」という意味がありますから、講座を受けて自分の知識を深めるため有料というのも仕方ないですね。
学習塾はもちろん有料ですし、大学などのセミナーもその都度お金は払っていなくても年間の授業料として学校にはお金を払っているわけですよね。
また、会社向けのセミナーもありますが、これはほとんどが有料です。
業界の知識やそれに関する法律などの講習会がセミナーとしてよく開かれていますが、これに参加するにはお金が必要です。
もちろん社員の方が自腹でお金を支払うことは少ないでしょうが、会社がそのセミナーを主催する組織にお金を払って社員を参加させているということです。
一方で、無料のセミナーもあります。
それは政治家がよく有権者向けに行う勉強会であったり、就職が内定した新入社員向けの会社のセミナーです。
知識を深めるためのセミナーですが、政治家が選挙前のセミナーで有権者からお金を取ることは考えられませんし、会社が入社前の新入社員の勉強会でお金を取ることもまずありません。
説明会について
説明会は、その名のとおりある物事を説明するための会です。
地方自治団体が住民に物事を説明するためのものや、会社が社員に社則や雇用条件を説明するもの、または不祥事を起こした企業が消費者にお詫び・弁解をするものなど、説明会にはさまざまなものがあります。
説明会のほとんどは無料
説明会は自分の知識を深めるものではなく、主催者側がお願いをして出席者に理解を求めるものがほとんどですので費用はかかりません。
市役所の説明会や会社の入社説明会、お詫びの説明会などでお金を取られたらとんでもないことですよね。
「セミナー」と「説明会」のまとめ
セミナーは自分のために参加するものである。
そのため費用がかかる場合が多い。
説明会は説明するほうの意向で行われることが多いため基本無料。
自分を高めるためのものではない。