「春雨」と「ビーフン」の違い

「春雨」と「ビーフン」は、似ているようだけど、実は違う食べ物であることは、多くの方が知っていると思います。

しかし、「春雨」と「ビーフン」の何が違うのか、両者の違いをよく知っている方は意外と少ないかと思います。

「春雨」は特に、ヘルシーな食べ物としての印象が強い食べ物だと思いますが、実際に「ビーフン」とのカロリー比較をしてみると、少し意外な結果が分かりました。

女性で「春雨」が好きな方は多いですが、「春雨」がない場合に、「ビーフン」を「春雨」の代用として使えるのかご存知ですか？

「春雨」と「ビーフン」のそれぞれの違いと、両者のカロリー比較、そしてお互いの食材の代用に出来るのか、これら３つの事について調べまとめてみましたので、ご参考までに読んでみてください。

「春雨」と「ビーフン」のそれぞれの違い

春雨について

調理前の乾燥した春雨（出典：Wikipedia）

まず原料から見ていきますと、「春雨」は、緑豆やじゃがいも・さつまいもなどのイモ類のでんぷんから作られている食べ物です。

これらのでんぷんと水を合わせて練りこみ、細く伸ばして麺状にした食べ物の事が春雨です。

「春雨」がよく使われている料理には、スープやサラダ、和え物などがありますね。

これらの料理では、「春雨」の特徴である、つるっとしたなめらかな食感をしっかりと楽しむことが出来るため、よく使われているのですね。

ビーフンについて

乾燥したビーフン（出典：Wikipedia）

「ビーフン」は、うるち米のでんぷんから作られている食べ物です。

「ビーフン」は、うるち米を粉にして、水と合わせて練りこみ麺状に伸ばしたものです。

「ビーフン」の原料はうるち米であるため、食感としては、モチモチとしている特徴があります。

一般的に、モチモチとした弾力のある歯ごたえが人気なものが「ビーフン」ですね。

以上、両者の違いをまとめると、

• 「春雨」はイモ類のでんぷんが主原料の食べ物で、食感はツルツルとしているのが特徴。
• 「ビーフン」は米を主原料とした食べ物で、食感はモチモチとしているのが特徴です。

春雨とビーフンのカロリーの違いは

「春雨」も「ビーフン」もヘルシーなイメージのある食べ物ですが、実際にカロリーに違いはあるのか比較してみました。
結論から述べますと、「ビーフン」の方が少しだけカロリーが高いくらいです。

両者ともに、ほぼ同じカロリーであるという事ですね。

• 春雨（緑豆春雨、乾麺）  　100gあたり   356kcal
• ビーフン                               100gあたり   377kcal

春雨とビーフンは代用出来るの？

上記で「春雨」と「ビーフン」の違いを説明しましたが、両者の食感の特徴を見てみると、

「春雨」は、つるっとした食感が特徴で、「ビーフン」は、モチモチとした食感が特徴と紹介しました。

つまり、原料の違いにより食感の特徴が異なるため、料理の仕上がりによって、両者を代用できるか代用できないのかを判断したらよいかと思います。

• 春雨スープを作ろうと思ったら「春雨」がなく、「ビーフン」があったとします。
  「春雨」の特徴であるつるっとした食感があまり感じられなくても、見た目はあまり変わらないし、モチモチした食感でもおいしく食べられる！という方にとっては、「ビーフン」を「春雨」の代用として使うこともよいと思います。
• 「ビーフン」がない場合に、「春雨」を代用して焼きビーフンを作るというアイデアレシピも見受けられました。
• 今は、「春雨」や「ビーフン」を互いに代用しあって、「○○風」などといった色んなアイデアレシピも目にする機会が増えました。

また、食感や見た目が似ていることから、「マロニー」や「しらたき」でも、「春雨」や「ビーフン」の代用として用いられる機会も多いです。

しかし、「春雨」「ビーフン」「マロニー（くずきり）」「しらたき」でカロリー比較をしてみると

1. 「しらたき」　　100gあたり　　　6kcal
2. 「春雨」　　　　100gあたり　　356kcal
3. 「マロニー」　　100gあたり　　356kcal
4. 「ビーフン」　　100gあたり　　377kcal

このような結果となり、しらたきは100gあたり、96.5gが水分となっているので、カロリーは一番低いという結果となりました。
「春雨」「マロニー」「ビーフン」は、炭水化物が主な食材であるため、カロリーもほぼ変わらず、でんぷんを原料とした食材であるという事が分かりました。

「春雨」と「ビーフン」の違いやカロリーの比較、代用について知って頂けたでしょうか。
これからの料理の際に、是非両者の特徴の違いなどを生かして、取り入れてみてください！