毎日ニュースなどの天気予報を見ていると、様々な表現があって時々困ることってありませんか?
特に多いのが雨に関する表現の違いです。
「○○一時雨」や「○○時々雨」「○○のち雨」と言われると、どれも違うことはわかっていますが、どう違うのかイマイチわかりませんよね。
今回は、「一時雨」「時々雨」「のち雨」の違いと意味についてご説明いたします。
「一時雨」の意味
まずは、一時雨の意味から見ていきたいと思います。
一時というのは「いっとき」とも読めるので、字から意味を考えるとちょっとした時間というイメージですよね。
つまり、もしも予報される時間帯が、午後0時~午後6時までの6時間であれば、その中の一時雨というと、何時から何時まで降るかはわかりませんが、一度降り始めたら1時間30分未満の時間降り続けるという意味になります。
その為、一度降り始めたら続く雨になるので、その間外出するときにはきちんと折り畳み傘などを用意していった方がいいと言えます。
「時々雨」の意味
次に良く意味が分からないのが時々雨ですよね。
時々って、いつなの?!と思ってしまうかもしれませんが、この時々雨にもキチンとした決まりがあります。
つまり、一度雨が降り出したら、やむこともあるかもしれませんが、また降り始めるという事を繰り返す可能性もあるという事になります。
「のち雨」の意味
一時雨や時々雨と違い、のち雨は降る期間がはっきりと明言されているといってもいいでしょう。
つまり、午後0時~午後6時までの天気予報でのち雨と言っていた時には、午後3時頃から午後6時頃まで雨が降り続くという事になります。
もちろんこの場合には午後3時~午後6時に外出をする場合にはしっかりと傘を持っていく必要があります。
「一時雨」と「時々雨」と「のち雨」の違いのまとめ
「一時雨」と「時々雨」と「のち雨」には予報された時間内に降る雨の時間の割合や降り方による違いがあることが分かったと思います。
これらを踏まえて雨の量を比べてみると、
- 予報された時間帯の半分はしっかりと雨が降る「のち雨」
- 予報された時間帯の4分の1ではありますがしっかりと雨が降る「一時雨」
- 予報された時間帯の2分の1の時間帯に降ったりやんだりする「時々雨」
の順に雨の量が多いと思われます。
天気予報を聞く際に混乱しがちな「時々雨」「時々雨」「のち雨」ですが、違いが判ると出かける際に傘を用意したほうがいいのかどうかわかるのではないでしょうか?
ただ、ここで注意しなくてはいけないのは、これらはあくまで「予報」だという事。
例え時々雨と言われていても実際には降り始めた雨がずっと止まずに降り続けることだってあります。
用心するなら、「一時雨」「時々雨」「のち雨」のどの予報を聞いたときにも、念のために折り畳み傘などを持ち歩くのが一番いいと思いますよ。